「雇用の分野における女性活躍推進に関する検討会」の終了

雇用の分野における女性活躍推進に関する検討会第11回が8月1日に開催されました。前回本稿で取り上げた「報告書(素案)」から「報告書(案)」に改訂され、いくつかの追記がなされました。報告書(案)について構成委員の議論後、若干の修正をして最終化することで本検討会は終了となりました。

カスタマーハラスメントの部分では、以下引用するような「一次予防(事前予防)」「二次予防(早期発見対処)」の考え方が追記されている点が参考になります。

「一次予防及び二次予防という考え方も参考とすることが適切である。すなわち、まず事前予防としてマニュアル等の整備を行うことが考えられるが、その上で、予防しきれずにカスタマーハラスメントが発生してしまった場合においても、労働者の心身の健康障害を防止するため、早期に、相談対応等により対処することが重要となる。また、カスタマーハラスメントの発生を契機として、カスタマーハラスメントの端緒となった商品やサービス、接客の問題点等が把握された場合には、その問題点等そのものの改善を図ることも重要である。」